こんにちわ、ぬいぐるみ制作専門店SUPY営業担当Mです。
突然ですが「海外でぬいぐるみを制作する」と聞くと、どこの国を思い浮かべますか?
中国、タイ、ベトナム、最近ですとカンボジアを思い浮かべる人もいるかもしれません。
意外に思うかもしれませんがアメリカ向けですとメキシコ工場もあったりします。
昔は日本が最先端でしたが、ここ数十年は中国工場が圧倒的でした。
近年ですと東南アジアやメキシコなど、中国以外の地域へ生産を分ける動きも広がっています。
さらにリサイクル素材や安全検査の基準も年々きびしくなり、工場側も新しい設備や仕組みを取り入れています。
当社は中国工場ですが中国でも例外なくどんどん最新化を進めています。
実際に私自身も中国工場だけでなく、タイやベトナムまで行って工場を調べたり、中国以外の国での生産を模索してきました。
今回は自ら足を運んで目で見て実際に体験した視点も踏まえ最近の海外のぬいぐるみ工場はどんな感じなの?と言う情報をお伝えしたいと思います。
やはり中国工場が1番良い
いきなり結論ですが、やはり今でも中国工場が1番良いです。
昔は日本が最先端でしたが、今ではダントツで中国がレベルが高いです。
当社が中国工場ですので贔屓目もあると思われるかもしれませんが、色々な国を実際に見てきた結論としては何だかんだ言っても結局CHINA is No1ですね。
なんでそんなに中国が良いの?と言う点について説明します。
まず、中国は人口が多いので当たり前かもしれませんが、圧倒的にぬいぐるみ職人の数が多いです。
職人の数が多いと言うことは工場からすると良い職人を採用しやすいと言うことです。
競争原理があるので中国のぬいぐるみ職人は腕を磨く必要があります。
みんなより良い条件・環境で仕事がしたいですからね。
結果としてぬいぐるみの品質が上がります。
それと中国は今でも世界で1番材料を調達しやすい国です。
材料とはぬいぐるみ制作に使う生地や糸などを指します。
中国の材料を調達する市場の規模は世界1です。
なので生地などの材料が探しやすく手に入りやすいです。
例えば日本国内で言うと価格面も含め、お客様の要望にお応えできるメイドインジャパンの生地を大量に仕入れするのってなかなか難しかったりします。
タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジアなど東南アジアのぬいぐるみ工場もほとんどが中国から生地などの材料を仕入れています。
ぬいぐるみに使うベトナム製の生地ではなく中国製の生地を使ってベトナム工場で作ることが多いと言うことです。
ここからはあくまで私個人の感想ですが、東南アジアのぬいぐるみ職人は中国や日本の職人と比べるとまだまだレベルが追いついていない感があるなと思います。
日本の職人さんはかなりレベルが高いですが、大量生産となると職人の数が足りないんですよね。
なのでぬいぐるみの大量生産となると中国で制作するのがベストだと今でも思っています。
中国工場よりコストが安い国はどこ?
中国工場が1番良いと言う話をしましたが、当社として厳しい現実は「コスト面」です。
確かに中国のぬいぐるみ職人はレベルが高く、材料も調達しやすく最高なのですが、人件費と輸送費・関税がどんどん高騰しています。
値上がりがすごいのです。
当社もこの「コスト面」については非常に苦労しています。
コストが上がるとお客様に対して値上げをせざるを得ないので。
では、コストが安い国はどこなのか?と言うとベトナム、インドネシア、カンボジアあたりは中国と比べると安いですね。
タイは中国と比較すると安いですが、それほど安くない印象です。
メキシコも制作コスト自体は安いですが、日本までの輸送費を考えるとメリットは低いかなと思います。
おわりに
中国も人件費・輸送費・関税が高騰し大変な部分はありますが、品質面で考えるとまだまだ中国が強いのは続きそうです。
当社もそのうち中国以外の海外工場でぬいぐるみを制作する日がくるかもしれませんが、まだ先になりそうです。
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