「aiデータなんてデザイナー任せでしょ?」
そう思っている営業担当者さんはいませんか?
販促・広報・マーケ部門の方でデザイン業務も兼任されている方、自社にデザイナーさんがいないなど様々な状況がある中で弊社がお客様とお話しする中で多いお悩みの1つに
「Illustratorに苦手意識があってaiデータをどう用意すればいいか分からない」
という声をいただきます。
今日は改めて「Illustrator初心者でも失敗しない!」に焦点を当ててぬいぐるみ制作時に必要な「aiデータ作成」 について解説いたします。
ぬいぐるみ制作が初めてのデザイナーさんから事務職のご担当者まで明日から使える実務目線の内容です。
STEP 1 カラーモードを CMYK → 「特色+CMYK」にする理由
「ぬいぐるみは布物だから CMYK で OK」 と勘違いしていませんか?
実際はPantoneなど特色指定+CMYK のハイブリッドがベストです。
端的に言うとPantoneで色指定すればOKです。
- ▼ Pantoneで指定すると……
- ○ 生地の在庫リスト(生地見本帳)と一発で照合できる
- ○ 合致する色を探しやすい(生地メーカーも提案しやすい)
- ○ 縫製工場側で色ブレの確認がしやすい
- ○ 生地の在庫リスト(生地見本帳)と一発で照合できる
- ▼ CMYK のみだと……
- × モニターで見る色と実際の生地の色差を言語化しにくい
- × サンプル試作ごとに「もっと青っぽく」など再調整が発生し時間&コスト増
- × モニターで見る色と実際の生地の色差を言語化しにくい
ぬいぐるみにする際の色の再現率を上げるためにも、間違いなくPantoneでの指定が圧倒的におすすめです。
STEP 2 アウトライン化は「完成版」と「可変版」を用意
「文字もパスもすべてアウトライン化して送ってください」
これだけでは実は不十分です。
正確に言うと、工場への入稿用と社内用(微調整用)の2つ用意しておくと便利です。
- 完全アウトライン版(工場入稿用)
- 可変テキスト版(社内プレビュー/微調整用)
この2つを用意しておくと 、
- 社内チェック:②で素早く修正 → PDF化→決裁
- 工場入稿:①をそのまま工場側で使用
と社内外でワークフローがスムーズになります。
弊社(工場側)としてはアウトライン版だけ入稿いただければOKですが、お客様側で可変版を用意しておくとちょっとした指示をテキストで追記したりするのにも便利です。
STEP 3 レイヤー分けは「パーツ単位」で
耳・鼻・胴体・ロゴなど。
パーツごとにレイヤーを分けていただけると制作側として非常にありがたいです!
サンプル試作がスムーズになり、工程のやり直しも減ります!
結果、納期も時短できますし完成度もUPするでのお客様にとってもメリット大です!
- 胴体:body
- 耳 :ear_L / ear_R
- 刺繍:emb_logo / emb_eye
STEP 4 実寸サイズを記載
ぬいぐるみにする際に「これぐらいのサイズで作りたい」を工場側に分かるように伝えるには実寸サイズを伝える必要があります。
パーツごと(例 頭・胴体)の実寸サイズも記載していただけると、より再現率がUPします。
決まっていない
パーツごとのサイズは業者にお任せしたい
大丈夫です!
その際は、高さ・横幅・奥行の3サイズを教えてください。
高さだけ決めていただき、その他のサイズ感は成り行きでお任せでも大丈夫です!
STEP 5 aiデータ最終チェックリスト
- カラーモードを確認
- Pantoneで表記
- アウトライン化済みと可変版の2パターン用意
- レイヤー名はパーツ名で統一
- 実寸サイズを確認
よくある質問(FAQ)
Q1. 手描きしか用意できないのですが?
A. ぬいぐるみで「再現できるデザイン」と「再現できないデザイン」の違いについてにて詳細を説明しておりますのでご確認ください。
Q2. Pantoneのカラーブックがない!
A. Googleで「CMYK PANTONE 変換」と検索するとPANTONEに変換できる無料ツールが見つかりますので利用してみると便利です。
Q3. aiデータがない場合、PDF入稿でも大丈夫?
A. 進行可能な場合もあります。やり方次第ではあるので、不明点はご相談ください。
お問い合わせ
いま手元にあるaiデータで大丈夫かな?
aiデータを用意したけどぬいぐるみ制作で使えるか不安。
大丈夫です!
まずはお問い合わせフォームよりご相談ください。
aiデータを添付していただければ、実際に使えるデータか無料で診断いたします。
ぬいぐるみの参考画像も添付いただくとスムーズです。
お見積もりも無料です。
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- ぬいぐるみ aiデータ 作り方