ぬいぐるみは量産するかしないかによって制作方法が異なります。
ぬいぐるみを量産する場合
「量産することを想定してデザインし型を制作します」
量産せずにテレビ番組やCM撮影・映画の小道具などでの使用を想定した場合
「量産することを想定せずにデザインし型を制作することが可能です」
量産することが前提となる場合、工場では職人が流れ作業でそれぞれの工程に分かれて作業を進めていきます。
例えば、
第一工程「生地の切り抜き」
第二工程「生地の刺繍」
第三工程「縫製」
というような流れ作業で制作していきます。
つまり一人の職人が最初から最後まで一体づつ完成させていくという制作方法ではありません。
量産の場合は個々のバラツキをできる限り最小限に抑える必要があります。
事前に量産することを想定してデザインし型を制作した上でぬいぐるみを量産します。
逆に量産せずに一点物として制作する場合は一人の職人が最初から最後まで一人で制作します。
量産を想定していないので量産品と比較すると細かいパーツや複雑な仕様で制作することも可能になってきます。
弊社ではサンプル品の段階で量産することを想定してデザインした型でサンプル制作します。
サンプル品の段階で量産に向いていない状態で制作することはありません。
この点が1体しか制作しない着ぐるみとの大きな違いです。
ぬいぐるみを制作する際はデザイン制作の段階で「量産するかしないか」をイメージしておくと制作がスムーズに進行するのでオススメです。
以上、ぬいぐるみ制作専門店のプロが教える「ぬいぐるみ制作時の量産品と一点物の大きな違いについて」でした!
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